ゴム・プラスチック等の練り・剥離・研磨
[ハザード]
以下に示すような工程は静電気の発生が大きく,その防止が困難であるので,可燃性雰囲気が形成されないような対策を実施する.
- ゴム,プラスチックの練り
- 練りの作業よりも材料の投入・取り出し時に着火する事例が多い.原因は作業者または絶縁導体からの火花放電である.
- 成型品,フィルム等の剥離,成型品の型外し
- 成型品,フィルム等の切断・研磨・から拭き
- 製品が絶縁物であるときはブラシ放電のハザードがある.
- 練りの作業では,高導電率の溶剤の使用または導電性粉体の添加などにより製品が導電性となるときは,火花放電ハザードとなる.
[リスク低減策]
- すべての導体の接地・ボンディング
- 靴と床により作業者人体の接地
- Zone 0, 1の危険場所となりうる場合は,通風・換気により可燃性雰囲気が形成されないようにする.