静電気イノベーションズ

静電気リスクアセスメント,ハザード同定,静電気対策のこと...

2022-05-01から1ヶ月間の記事一覧

帯電ハザードの同定法

帯電ハザードは図4.1 帯電ハザード同定に示すように電荷分離,電荷緩和の程度および帯電促進要因を調査して,帯電物体の場所とその帯電レベルを特定することにより同定する.実際,電荷分離より電荷漏洩の影響の方が帯電に大きく寄与する.帯電ハザードレベ…

可燃性雰囲気形成ハザード同定結果のまとめ

可燃性物質の場所(所在)と放出範囲から可燃性雰囲気が形成されうる場所(箇所)が特定できている.つぎに,可燃性物質の着火性調査からから可燃性雰囲気が形成されると判断された場合,リスク見積のため以下の項目を特定された場所ごとに決定する. 着火性 I…

可燃性雰囲気形成の頻度:Zone

放出の頻度と持続時間から,可燃性雰囲気と同定された場所の形成頻度をZoneを用いて分類する. チェック項目9 可燃性雰囲気と同定された場所はZone(表3.3 危険場所のクラス分け)のどれにあたるか 3.4可燃性雰囲気形成の可能性(場所・範囲の特定)までの調…

可燃性雰囲気の着火性:Explosion group

可燃性雰囲気の形成が同定された場所の着火性をExplosion groupによりクラス分けする(表3.3 危険場所のクラス分け参照).ガス・蒸気の場合,可燃性雰囲気の着火性をExplosion Groupのガス・蒸気グループでIIA, IIB, またはIICのいずれかに分類する.粉じん…

可燃性雰囲気形成の可能性(場所・範囲の特定)

ここでは,3.2 放出源の特定と3.3 着火性の調査で洗い出された可燃性物質とその着火性の調査から,実際の工程・作業空間に可燃性雰囲気が形成する可能性を調査し,その場所・範囲(危険場所)を特定する. チェック項目6 爆発範囲の濃度となる可燃性雰囲気が…