静電気イノベーションズ

静電気リスクアセスメント,ハザード同定,静電気対策のこと...

帯電ハザードの同定法

帯電ハザードは図4.1 帯電ハザード同定に示すように電荷分離,電荷緩和の程度および帯電促進要因を調査して,帯電物体の場所とその帯電レベルを特定することにより同定する.実際,電荷分離より電荷漏洩の影響の方が帯電に大きく寄与する.帯電ハザードレベルは,導電率または抵抗率と接地(電荷緩和)の状況および帯電促進要因から決定される.

帯電ハザードは液体,固体,粉体または気体によって異なってくる.したがって,それぞれに分けて9から12章に詳述しているので,これらも参考にして帯電ハザードを同定するとよい.

図4.1 帯電ハザード同定