静電気イノベーションズ

静電気リスクアセスメント,ハザード同定,静電気対策のこと...

放電ギャップの形成

チェック項目24 絶縁導体が導体(おもに接地導体)との間に放電ギャップを形成するか

火花放電が生ずるためには,絶縁導体と接地導体で形成されるごく短い放電ギャップが必要である.したがって,絶縁導体が接地導体に近づく,逆に接地導体が絶縁導体に近づく,あるいは,もともと両者が近くにある必要がある.ここで,これらの導体は作業者でもよい.したがって,絶縁導体が固定されており,周りに放電ギャップを形成する接地導体がない,あるいは,接地導体が近づけないような位置に絶縁導体があるとき,この絶縁導体は静電誘導ハザードから除外できる.しかし,これに該当して除外できる絶縁導体は少ないであろう.