静電気イノベーションズ

静電気リスクアセスメント,ハザード同定,静電気対策のこと...

静電気対策品の接地

チェック項目23 接地が必要な静電気対策品の接地が確実になされているか

接地が必要な静電気対策品(粉体用の用品に多くみられる.たとえば,FIBC,バグフィルタなど)は接地されていないと電荷緩和やシールドなど,それが持つ機能が働かなくなるので帯電・静電誘導ハザードとなる.静電気対策品の漏洩抵抗を測定により確認する.

静電気対策品の漏洩抵抗は相当する規格に準ずるか,導体接地の106 Ω以下の条件を満たしていれば十分である.
電荷消散性物体(表4.2)も接地する必要があるので,同様に確認する.

漏洩抵抗による火花放電の防止

これらの調査から特定された絶縁導体の漏洩抵抗が火花放電を防止するに十分な漏洩抵抗を満足しているか確認し,必要に応じて接地・ボンディングして,火花放電を防止する.