静電気イノベーションズ

静電気リスクアセスメント,ハザード同定,静電気対策のこと...

帯電ハザードレベル

絶縁性固体,液体および粉体の帯電ハザードは電荷緩和で同定した抵抗率・導電率を高・中・低にクラス分けする.ここで,液体・粉体などが絶縁性容器・配管・袋などで取り扱われると液体・粉体は絶縁状態となり,ハザードが高くなるので,配管などの固体の抵抗率でハザードを見積もる.ただし,帯電物体と接触する接地導体(たとえば,液体タンク底の接地板や接地したフランジなど)により電荷緩和される場合は除く.さらに,帯電促進要因がある場合はこれに係数2を掛ける(表4.6).

また,適切に静電気対策された場合または接地により十分に電荷緩和されて帯電しないと判断できる場合(たとえば,高導電性液体または低抵抗率粉体の接地容器・配管による取扱)は帯電ハザードはなしとする.