静電気イノベーションズ

静電気リスクアセスメント,ハザード同定,静電気対策のこと...

タンクローリー・タンク車

10.7の充てんのハザードを確認する.

[ハザード]

特に,タンクローリー・タンク車充てんでは,事故事例から次の事項がハザードとなるので確認する.

  1. 接地忘れ(充てんまたは排出の開始前から終了後までの接地が必要)
  2. スプラッシュローディングによる帯電促進(充てんパイプは先端にT字管等を設けてあり,タンクコンパートメント底までの到達させたトップローディングが望ましい.)
  3. スイッチローディング(高引火点,低蒸気圧の液体の充てんでも,前の残存液により可燃性雰囲気が形成される可能性がある.スイッチローディングが原因の事故がタンクローリー・タンク車充てんに多い.たとえば,前荷がガソリンのタンクに軽油を充てんするのがこれに相当する.)
  4. サンプリング・検尺(対策として,ゲージウェルの設置または適切な静置時間の確保が必要)
  5. 高流速充てんによる帯電促進