静電気イノベーションズ

静電気リスクアセスメント,ハザード同定,静電気対策のこと...

絶縁性固体の静電気対策ー加湿

  1. 絶縁物表面の抵抗は加湿(相対湿度65%以上)により,電荷消散性のレベルまで低減できることがある.これによって接地までの電気伝導(電荷緩和)の経路が確保できると電荷の蓄積を抑制できる.
  2. ガラス,紙,ナイロン,PMMAなど水分を吸着しやすいものには効果があるが,効果がない物質(たとえば,ポリテトラフルオロエチレン(テフロン),ポリエチレンなどのポリマー)もあるので注意する.
  3. 加湿はあくまでも補助的な対策であり,加湿のみで対策はしない.

粉体については相対湿度70%以上にする.11.3 粉体の一般的静電気対策を参照する.